「JRA-VAN NEXT」が提供するデータマイニングは、過去のJRA公式データ
をもとにして、独自のコンピュータ解析によって競馬予想を行う機能です。
といっても、データマイニング自身が買い目を出すわけではなく、レースに
出走する各競走馬の予想タイムを算出します。
もちろん、タイムが短い順に1着、2着となる想定ですから、予想タイムが
短い競走馬ほど好走する確率が高くなると考えられますが、到達上位で馬券
を購入したところで回収率は100%を超えません。
それだけでは、JRAが中抜きする控除率を超える利益を出せないのです。
馬券長者クラブの日野太一さんは、さらにレース条件の絞込みをかけたこと
で過去5年間、合計1000レース以上を調べた結果、マイニング上位の5頭を
3連複でボックス買い(合計10点)すれば回収率が140%になると言います。
これが「JRA-VAN NEXT データマイニング馬券術」です。
誰でも3分もあれば馬券購入まで済ませられるという簡単な手法です。
なお、的中率は20%前後で、購入対象となるのは1日2レース程度ですから、
1回の週末開催で1回的中するかどうかという感覚になります。
裏開催も含めて3場開催の場合には的中回数も若干は増えることが期待でき
ますが、バンバン的中して稼げるというタイプの馬券術ではありませんので
半年、1年と時間をかけてじっくりと取り組むほうがいいでしょう。
また、購入対象レースはレースの前日には分かりますし、最後の更新となる
レース1時間前のデータを用いれば精度は上がりますが、天候が急に変わる
といったアクシデントでもなければ、前日に発表されるデータをつかっても
大きな違いが出ない場合も少なくありません。